福田 倫子
（FUKUDA Michiko）
Director
石川県で、サラリーマンの父と公務員の母の元で育った私は、大学進学を機に上京するまで、大多数にとっての「正解」や「期待」が決まっているかのように感じていました。 そして、何の疑いもなくそれらに自分を合わせて、調子に乗ったり、窮屈になったりしていました。
しかし、大学内外で、自分が全く想定していなかった様々な考え方や生き方に出逢い、それまで強固だと思い込んでいた足場がガラガラと崩れる経験をしました。 そうした後に地元に帰ると、自分の家族も周りの人たちも、元々カラフルだったことに気づくことができました。
その後、「都内公立小学校のスクールボランティア」「家庭教師」「都内放課後等デイサービススタッフ」等の立場で、軽度の障がいを持つとされるお子様や保護者の方、学校の先生方、スタッフの方々と関わってきましたが、「何か適切に対応しなければ・・・」という意識が遠慮につながり、「ただ一緒にいる」「そもそも分けない」ということが、なかなかできていないままだったように思います。 ガラガラと崩せるものが、自分の中からまだまだ出てくるのだろうなと感じています。
Fox Projectの構想を初めて聞いたとき、一方的な「する・される」ではない関係、「ただ一緒にいる」ことを味わえる場は、私自身にもとても重要であり、色々なしんどさを作り出している社会の意識が変わる場ではないかなと感じ、スタッフとして参入いたしました。
「知ったつもり」にならずに、「知ろうとし続ける」姿勢を大事にしながら、 ご縁あるみなさまと「なじみに」なっていくプロセスを味わっていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
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