門川 泰之
(KADOKAWA Yasuyuki)
Co-Founder
インタビュー記事:
「インクルーシブの体験をすべての子どもたちに」(前編・後編)
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プロフィール:
笑顔。
重心児の息子、未來(みく)にはそれしか語るものがありませんでした。
しかし、無反応が続いた息子が一年だけ通えた保育所で私たち親が見たものは、目を見張るような光景でした。
…小さな弟がやって来たかのよう。
話せない、やりとりが理解できない、歩けない息子を周りの子どもたちは何の偏見もなくどんどん可愛がってくれ、息子にも変化が生まれてきたのです。
「子どもが子どもを育てる」「子どもの中で子どもは育つ」。
ごく普通に言われてきたことの意味を初めて知ったような瞬間でした。
以来、大阪というインクルーシブ先進地域の文化や制度にも恵まれ、義務教育だけでなく公立高校「知的障がい生徒自立支援コース」にも通え、本当にたくさんの「ともだち」ができました。そして「ともだち」はみな成長していき、たまにしか出会わなくても「ともだち」なんです。
お互いに影響し合う「ともだち」は、誰にとっても人生でいちばん長く続く関係です。重いハンデのせいで「ともだち」が出来る機会がほとんどない子どもたちにも、息子のような経験をしてほしい。どちらにもきっと何かが産まれるはず。健常児も障がい児も機能の部分を除けば、豊かな感情は一緒だと思うのです。
そんな想いとともに、子どもたちが大人になるまでもっとも長く関わる学校や教育から、みんなが繋がるあたりまえの日常をつくりたくて藤原さとさんと共にFox Projectを立ち上げました。
どうぞよろしくお願いいたします。
息子・未來の学びの歩み
instagram.com/learn_equity/
ピュアな重心児の日常
youtube.com/channel/UCDtpmxY_ovUkMHUs8yihdEg